シナリオ4

地下水の流動方向・流速の実測(地下水保全、愛知県O町など)


地下水環境の保全、汚染源の拡散方向の予測など、地下水の流動方向と流速を正確に知ることは、時として非常に重要な課題です。しかしながら、目に見えない地下のこと、これらの値を正確に実測するとことははなはだ困難です。

 地下水の流速や流動方向を知る方法としては、これまでにも、

 ● 井戸に流速・流量計を仕込む方法(精度上の問題)
 ● 染料や浮遊物などを流して、カメラなどで視覚関知する方法(精度上の問題)
 ● トレーサーの薄まり具合で流速を知る方法(流動方向が観測できない)
 ● 放射性トレーサーを地下水に流してこれを探知する方法(探査困難、環境汚染等)

 などが知られていますが、どれも一長一短で精度的に満足ゆくものではありません。

弊社では、この問題に対し、地学博士・横山卓雄(同志社大学名誉教授)らと研究、開発を行い、これまで、岐阜県K市、愛知県O町、滋賀県R市などをはじめ、行政や民間のお客様のご要求に対して精度の高い実測値を提供した実績があります。

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一例として弊社では、多孔式トレーサー法流向・流速観測試験(上図左)と単孔式トレーサー法流向・流速観測試験(上図右)を組み合わせております。この方式の特長としては、

 ● トレーサーには安全性の高い飽和食塩水を用い、
 ● トレーサーの薄まり具合を中心孔と補助孔で同時にリアルタイムに計測できる、
 ● 多孔式・観測地点には(上図左)の様に、中心孔を取り巻く複数の補助観測孔を設置、
 ● 中心孔にトレーサーを投入、補助観測孔に設置したセンサーでトレーサーの到達をリアルタイムに観測、
 ● 単孔式トレーサー濃度変化解析と複孔式トレーサー到達観測を組み合わせて、地下水の流量を推定できる、
 ● 現場の状況に応じて、トレーサーの投入深度を選択的に変えることが出来る、
 ● 代表的なトレーサーの投入方法として、トレーサー団子法、スポット注入法、表面散布法、複合法などがある、

これにより、これまでになく非常に高精度に地下水の流動方向、流速を実測、流量を計算することが出来ます。

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